とうとう、アフガンにパイプライン建設か。
2010年 12月 11日
トルクメ~インドパイプライン計画
地域安定化目指す 米支援でイランルートに対抗 (2010.12.11 産経)
【ニューデリー=田北真樹子】
トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インド
の4カ国首脳らは11日、トルクメニスタン首都
アシュガバードで同国の天然ガスを
各国に輸送する「TAPIガスパイプライン」計画
の枠組み合意に調印する。
同計画は、パキスタンなどのエネルギー事情の改善や、
アフガン情勢の安定に貢献する
ことが期待されている。2014年の完成を目指す。
TAPI計画の構想は1995年に浮上、
05年から実現可能性についての調査が開始された。
アフガンやパキスタンでは武装勢力の活動が
活発な地域を通過することから、
建設は難航する可能性があるが、
08年にインドが参加を表明。
最近ではロシアからガス取引量を削減され
ガス収入が激減したトルクメニスタン
が計画を強く推進していた。
同計画の背景には、
アフガンやパキスタンの安定を望む
米国の強い働きかけもある。
また、イラン-パキスタン-インド
を経由するIPIパイプライン計画
への対抗措置の意味合いを持つとされる。
例えばインドは、IPI計画について
「あきらめていない」(石油省報道官)との立場だが、
インドは90年代に持ち上がった
IPI計画より後発のTAPI計画の推進を決定した。
あるインド上院議員は
「インドが米国からの圧力を受けているのは明白」と指摘する。
TAPI計画はトルクメニスタンの
ダウレタバード・ガス田を起点に、
アフガン西部ヘラートから南部カンダハルを抜け、
パキスタン西部クエッタと同東部ムルタンを通過して
インド西部ファジルカまで総延長約1700キロ。
総工費76億米ドルで、3カ国に年間330億立方メートル
を輸送する計画だ。
大半は深刻なエネルギー不足に直面している
パキスタンと、経済成長による
エネルギー需要増が必至のインドに送られる。
地域安定化目指す 米支援でイランルートに対抗 (2010.12.11 産経)
【ニューデリー=田北真樹子】
トルクメニスタン、アフガニスタン、パキスタン、インド
の4カ国首脳らは11日、トルクメニスタン首都
アシュガバードで同国の天然ガスを
各国に輸送する「TAPIガスパイプライン」計画
の枠組み合意に調印する。
同計画は、パキスタンなどのエネルギー事情の改善や、
アフガン情勢の安定に貢献する
ことが期待されている。2014年の完成を目指す。
TAPI計画の構想は1995年に浮上、
05年から実現可能性についての調査が開始された。
アフガンやパキスタンでは武装勢力の活動が
活発な地域を通過することから、
建設は難航する可能性があるが、
08年にインドが参加を表明。
最近ではロシアからガス取引量を削減され
ガス収入が激減したトルクメニスタン
が計画を強く推進していた。
同計画の背景には、
アフガンやパキスタンの安定を望む
米国の強い働きかけもある。
また、イラン-パキスタン-インド
を経由するIPIパイプライン計画
への対抗措置の意味合いを持つとされる。
例えばインドは、IPI計画について
「あきらめていない」(石油省報道官)との立場だが、
インドは90年代に持ち上がった
IPI計画より後発のTAPI計画の推進を決定した。
あるインド上院議員は
「インドが米国からの圧力を受けているのは明白」と指摘する。
TAPI計画はトルクメニスタンの
ダウレタバード・ガス田を起点に、
アフガン西部ヘラートから南部カンダハルを抜け、
パキスタン西部クエッタと同東部ムルタンを通過して
インド西部ファジルカまで総延長約1700キロ。
総工費76億米ドルで、3カ国に年間330億立方メートル
を輸送する計画だ。
大半は深刻なエネルギー不足に直面している
パキスタンと、経済成長による
エネルギー需要増が必至のインドに送られる。
by shivukim
| 2010-12-11 04:16
| パイプライン