米軍誤爆死者「95人が子ども」 アフガン議員調査
(朝日 2009年5月14日)
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2009051403810.html
アフガニスタン西部のファラ州で今月5日、
米軍による爆撃を受けて
市民多数が死傷した事件に関して、
死者は140人に上り、うち子どもが95人を占める
とアフガン政府調査チームに属する
地元国会議員が明らかにした。
AP通信が伝えた。
爆撃は、反政府勢力タリバーンの
掃討作戦が続けられている
ファラ州北部バラボルク地区で起きた。
APによると、同州選出のオバイドラ・ヘラリ議員らが
住民から聞き取り調査を実施して、
犠牲者名簿を作成した。
駐留米軍は「アフガン側のリストが正しいという証拠はない」と反論している。
アフガンの戦闘で「民間人に相当数の死者」、米軍が発表
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2600706/4129094
(2009年05月10日 AP通信)
アフガニスタン西部ファラー(Farah)州で
今月の4日と5日に発生したイスラム原理主組織力タリバン(Taliban)との戦闘で、
「相当数の民間人」が死亡したとする
米軍とアフガン国家治安部隊(Afghan National Security Force、 ANSF)の共同調査結果を、
米軍が9日発表した。
共同調査チームは全ての死亡者は
集団墓地などに埋葬されたため死亡者の正確な人数や、
死亡者のうちタリバン戦闘員と民間人の内訳を出すことは不可能だと述べた。
死者が空爆によるものか、
バラブルク(Bala Buluk)地区の2つの村を中心にした
地上戦によるものかは明確にされていない。
米軍とANSFは一連の戦闘は複雑で、引き続き調査を続けるとしている。
米軍は、バラブルク地区での戦闘は、
アフガニスタン人以外の戦闘員を含む多数のタリバン戦闘員が引き起こしたとしている。
タリバンは2つの村に集結し、村人に金を払うよう要求したという。
またタリバンは警察の検問所も攻撃し、数人の負傷者が出た。
州政府はANSFと外国部隊に支援を求めた。
激しい戦闘が数時間続いたため、
外国部隊が航空機による戦闘支援を要請したという。
調査では、手榴弾やプロパンガスタンクの
爆発によるとみられるフラッシュ火傷や
小さな裂傷を負った人を少なくとも16人治療したと
いうファラーの病院の医師の証言や、
タリバンは住民に家から出ないよう命じ、
屋根の上から攻撃していたという話を
治療中に複数の患者から繰り返し聞かされたという
医師らの証言を引用し、
タリバンが民間人を「人間の盾」にしたと非難している。
さらに調査では、
タリバンが警察に待ち伏せ攻撃をしかけようと、
警察をおびき寄せるために3人の住民を処刑したとしている。
■大きく異なる民間人の死者数
非戦闘員の死者数は、
ある報告では167人とされているが
米国防総省は最大で50人とするなど、
発表者によって大きく異なる数字が出されている。
米軍は戦闘で25人のタリバン戦闘員が死亡したと発表したが、
民間人の死者数は、
アフガニスタン警察が発表した70人という数字も含めて、
「非常に誇張されている」と発表した。
ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は
訪米中の8日、米CNNテレビに
女性と子どもを含む125人から130人が死亡したと語り、
空爆は容認できないと述べた。
しかしある匿名の国連(UN)関係者は、民間人の死傷者が
タリバンが村人に投げた手榴弾によるものだとする米軍の主張を否定している。
この人物は「民間人の多数の死傷者は、
タリバンの武装勢力によってではなく、
空爆によることが明らかになってきている」と述べた。
国連は死傷者数の統計を持っていないが、
この国連関係者は
「恐らく最大で167人というところだろう」とした上で、
アフガニスタンと米国の共同調査は
その独立性に「深刻な懸念」があると述べた。(c)
アフガン攻撃 100人死亡 米軍など 7割民間人か、最悪規模
(2009年5月7日 東京新聞 夕刊)
アフガニスタン西部ファラー州で
四日から五日にかけて
米軍主体の連合軍が空爆や地上作戦を展開し、
AFP通信は州警察の話として
百人以上が死亡したと伝えた。
うち七割以上は民間人の可能性があるという。
一回の作戦による死者数としては、二〇〇一年の米軍のアフガン攻撃以来、
最悪規模の一つとなった。
現地からの報道によると、攻撃対象は
反政府武装勢力タリバンが実効支配する
バラブルク地区の二つの村。
駐留米軍報道官は
「武装勢力から攻撃された地元治安部隊の支援要請があった」とAFP通信に語った。
治安部隊を襲撃したタリバン兵が潜伏した民家などを空爆したもようだ。
アフガン当局者によると、
四日にタリバンが政府協力者と判断した市民三人を処刑した後、
治安部隊との間で戦闘になった。
アフガンでは昨年以来、
市民がテロや戦闘に巻き込まれるケースが頻発
国連の調査では、昨年の民間人死者数は約二千二百人。このうち約四割が多国籍軍や治安部隊による「誤爆」などで死亡したとされる。
◆武装勢力対策で協力 パキスタンとアフガン首脳 米大統領と会談
【ワシントン=嶋田昭浩】
オバマ米大統領は六日、ホワイトハウスでアフガニスタンのカルザイ大統領、
パキスタンのザルダリ大統領と三者会談を行い、
国際テロ組織アルカイダやパキスタン北西部で勢力を拡大している
イスラム武装勢力タリバンへの対策などを協議した。
会談後、オバマ大統領は記者団に、
「かつてない協力関係を前進させることができ、満足している」と語った。
オバマ大統領は
「武装勢力が(アフガン・パキスタン)国境地帯を自由に行き来しており
(各国間で)情報の共有などを進めなければならない」と指摘。
今後、連携して取り組むべき課題が多いとの認識を示した。
ホワイトハウスによると、
オバマ大統領はカルザイ大統領との会談の冒頭、
アフガニスタン西部で米軍主体の連合軍の空爆により
民間人多数が死亡したことに弔意を表明し、
事実関係の追求と再発防止に向け、
徹底した調査を約束。
報道陣にも「民間人の犠牲を避けるため、あらゆる努力をする」と強調した。
クリントン米国務長官も同日
「罪のない人の命が奪われるのは痛ましい」と述べたが、
オバマ大統領、クリントン長官とも米軍の責任を認める言葉は口にしなかった。
アフガニスタン、100人死亡(2009年05月06日AP通信)
アフガニスタン西部で4-5日にかけて
米軍主体の部隊による空爆が複数回あり、
民間人を含む100人が死亡した。
同国ファラー(Farah)州警察が6日、明らかにした。
Abdul Ghafar Warandar同州警察署署長は、
AFPに対し「2つの村で、およそ100人が死亡した。
死者のうち、武装勢力戦闘員と民間人との数については現在調べている」と述べた。
同署長の発表は、
「民間人犠牲者の報告を調査するために
村へ向かった赤十字国際委員会(International Committee of the Red Cross、ICRC)メンバー
と地元住民のグループから受けた報告に基づいた」ものだという。(c)AFP

